介護業界で唯一無二の存在になるため
個人事務所 Revenue increase(レベニュー インクリース)代表 森中 洋です。
大阪府茨木市にて介護業界専門の稼働率向上/人材確保/人材育成/経営改善/のコンサルを生業としております
老健、特養、住宅型有料、グループホーム、サ高住、訪問介護、訪問看護どのサービス種別でも対応しております。
(現在は大阪と奈良、兵庫にてコンサル、顧問活動の計5件)
お読み頂いた方に少しでも有益な情報を伝えたくブログを書かせて頂いております。
今回は下記の内容をお話致します。
【 介護業界で唯一無二の存在になるため 】
ここでお話するのは私の経験上の体験を踏まえた確実な方法です。
介護業界で働く介護職や看護職、その他の職種または一般企業で
働く方々にもヒントになると思います。
キャリアプランなどwithコロナの時代に必要ないという意見の方も
いらっしゃると思います。
確かに一般企業はそうかもしれません。
今回のコロナの影響で「希望退職者を募る」や「倒産」「廃業」などのニュースも
よく目にするようになりました。
大きく時代が変わりました。先が見えない世の中にいっきに変りました。
ただ、介護業界は違います。
収益の大部分を公費で賄っている以上、一般企業のような激しい競合他社との市場の
奪い合いは現在はありません。
また公費が収益の大部分を占めるため、一般企業に比べ「倒産」や「廃業」のニュース
などはまだ少ない状況があります。

ですが今後は間違いなく起こるとは思います。
経営の舵取りを間違えれば介護業界でも「倒産」「廃業」「整理解雇」なども頻発
するのではないかと推測します。
また外国人労働者も増加しております。覚悟をもって異国の地へ来た外国人労働者との
雇用の争いなども起こり得ます。
介護業界も確実に先の見えない時代になってくるんです。
ただそのスピードは一般企業並みではありません。
だからこそ今【キャリアプラン】をたてて1年後、3年後、5年後を明確にしその計画通り
すすんでいく必要があります。

私は過去の経験上、このような人材が介護業界で求められ、市場価値が高い人材になるという
間違いのない答えをしっております。
今からその答えをお伝え致します。
【結論】
介護業界とは違う異業種の知識を得る事
(例1)介護職 × マーケティング
(例2)介護職 × イラストレーター
(例3)介護職 × プログラミング
などなどなぜ異業種の知識を持つものが介護業界で求められるのか?
なぜ異業種の知識を持つものが市場価値が高いのか?
例えば20代の介護職員が介護の知識を猛勉強して40代の施設長へ介護の知識で挑んで
も絶対に勝てません。
そもそも介護業界の知識日本一になんて絶対になる事はできません。
どう考えても上には上がおります。
そんな業界一本で戦い続けても無意味です。時間がもったいないです。
唯一無二の存在になる事を目指しているのなら、介護の知識だけではない異業種の知識を
身につけ、介護の知識と掛け合わせるんです。
例えば(例1)介護職 × マーケティングを見てみます。
介護業界でマーケティングの知識をもっている人はほぼ居ません。なぜか?それは今まで営業をしなくてもお客様が自ら望んで来ていたという業界だからです。
ただ競合他社が増えた現在では殿様商売のままではいけません。
何とか競合他社に打ち勝たなければと動きますが、今まで営業なども行った事がほぼない
ので誰もわからないんです。
そこをマーケティングの知識があればどうですか?
・SWOT分析
・5フォース分析
・PEST分析
・3C分析
・4P分析
などなど
介護の現場を知っている方が立てる戦略は、今後の介護業界を生き残る大きな武器
になると思います。
次は(例2)介護職 × イラストレーターを見てみます。
介護業界ではイラストレーターを使える人材はまずいません。そもそも仕事場のPCの中にはイラストレーターのようなソフトは入っていません。
コンサルをしていると気づく事があります。
介護施設のパンフレットをアップデートしている法人は少ないという事に。
また中小規模の施設になるとパンフレットが簡易なチラシ程度のものしかない
所も多々あります。
パンフレットは施設、法人の顔なのになぜアップデートしてないのか?
なぜ簡易のものしかないのか?
理由は以下の4点です。
・作業を業者に頼まないといけないからです。
・不要なコストがかかってしまう
・業者とのやり取りが面倒くさい
・思い通りのものができない
ですがもし介護職員がイラストレーターの知識があれば、パンフレットや
チラシなどの作成をする事ができるんです。
もしそのような知識やスキルももった介護職員がいれば、上記のような理由は
全て解消です。
次は(例3)介護職 × プログラミングを見てみます。
介護業界にもIT化の波が押し寄せております。いつまでたってもペーパーレスがすすまない
また現場業務だけではなく、事務作業も膨大。
それら業務が労働生産性を下げているという原因にもなっております。
厚生労働省もIT化を強烈にすすめ、労働生産性を上げる事により介護職員
不足を少しでも解消していきたい狙いがあります。
当然、今の介護業界にはSEなどの知識を持ったものはいません。
おそらくは外注になるかと思います。
そこでコストがかかり、経営を圧迫する要因になると思います。
もし、現介護職員の中にプログラミングの知識やスキルがある者がいるなら
どうでしょうか?
一気に法人内や施設内での市場価値はあがりますよね。
いいですか?
介護業界で働く者が、介護の知識を得て市場価値を上げるのは困難なんです。
何度も言いますが、上には上がおります。
また介護の知識だけで勝負をするなら、いずれ外国人にも負けます。
※外国人は覚悟が違います。異国で働き母国で待つ家族にお金を送るという明確な
目標があるからです。当然学びや成長にもスピードの差が生まれます。
それに今議論に上がってますよね。介護施設でIT化を進めると配置基準が
3:1⇒4:1に緩和する内容も。
次の2021年の改正にはのっかってこないかもしれませんが近いうち必ずなります。
どういう事かというと、介護職員が不要になるんです。

なので今からのキャリアプランを立てて、何年後にはこのような知識や経験を得て
この法人内でこの役職になる。
何年後には年収をいくらまで上げる。
こういった計画を立てるべきなんです。
今はまだ介護業界はコロナの影響を一般企業なみに受けている事はありません。
ただこの先はわかりません。
冬を迎え、インフルエンザとコロナのダブルパンチをくらってみて下さい。
この春~夏は大きなダメージをうけなくても、今度は大きなダメージを受けるかも
しれませんよ。
ちなみに私はイラストレーターのスキルを身につけました。
パンフレットやチラシ、名刺などの作成は行えます。
コンサル先ではただ、「稼働率を上げる」「人材確保する」「リーダーを育成する」
「経営を改善させる」だけではなくイラストレーターを使いパンフレット作成、
営業資料のチラシ作成にて稼働率向上、求人チラシの作成により求人を優位に進めたり
等をワンパッケージに他のコンサルと大きな差別化を図っております。
ただ惰性で今の仕事だけ行うよりも、介護業界以外の知識やスキルを身に着ける事が
唯一無二の介護職員を形成するために今後必要不可欠だと思います。
今回の話は介護職員に特化した内容で話しました。
ただ、一般企業の方も同様だと思います。
今回の話が少しでも皆様のお役に立つことが出来ればうれしいです。
長文をお読みいただき有難うございまいした。
